偏見と主観をまぶした異文化紹介ブログ
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Neil Young&Crazy Horse/Everybody Knows This Is Nowhere
こんばんは
Neil Youngのセカンド、1969年、が今日の1枚です
これもよく聴いたアルバム
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドとか、羊をめぐる冒険とか、村上春樹を色々読んでたときによく聴いていたので、そのイメージに塗れてる
現在、とはなんでしょうか
僕が今見ているものは、現在
しかし、それ以外のものは全部過去であろうと思います
僕には仲の良い友達が岡山にも東京にもいます
友達も、僕のなかでは全員過去
好きな音楽も、本も、映画も、全部過去
故郷も、家族も、全部
友達と会う行為は、現在でしょう
しかし友達自体は、僕のなかでは過去のもの
音楽も、レコードをかけて、聴くという行為は現在
でも流れてくる音は何十年も前のもの
あらゆる事象の中で、行為の中にしか現在は存在しません
少なくとも僕の中には
その上、僕は、思い出とか、そんな重いものを腰にぶら下げて、よく足を取られて転ぶわけです
思い出は、だんだんと重くなります
彼らは歳をとるにつれて増えていく
おまけに美化というオプションまで付いてきます
身の回りで肥大する過去に、身動きが取れません
過去に助けられていることは事実
救い、とでもいうんでしょうか
救いがあります、音楽、書籍、思い出、想像の中の家族や友人、過去の全てには
しかし時に、酷くいたたまれない
過去に依って立っている、しかし僕はきっと最後には過去に殺される
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