偏見と主観をまぶした異文化紹介ブログ
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今日はこんにちは
Bob Dylanの3rdアルバム(1964年)
邦題「時代は変わる」
聴いて損はない名盤です
Bob Dylanは旅人です
アメリカという地は旅が良く似合う
黒人のミュージシャンたちが仕事を求めて南部から北部に旅した1900年代前半、ビートニク、ヒッピーの放浪
、そして現代でも
アコースティックギターを一つだけ提げてバスに乗るBob Dylanを、僕はよく想像しています
荒涼としたアメリカの大地は、渦巻く熱情の最高の受け皿だ
しかし、一口に旅人といっても色々あると思います
ただ文字通り旅が好きな人
風来坊気質な人
はたまた哲学的思索の旅に出る人
変わってしまうことを恐れぬ人
とにかく、旅人、とは素敵な人だと思う
みなさん各自の理想の旅人を目指してください
ただ僕が胡散臭いと思うのは、世界を見て回ることをアイデンティティとする人
世界を知ればあんたは素敵な人間になった気でいるのか
今住む狭い部屋の中で解決できない問題が、海を渡れば解決できるとでも思っているのか
個人の価値観の問題だけど、僕は一度の何十万もかけた海外放浪に足るだけの本や、レコードや、映画を知っている
決して放浪自体を非難しているわけではない
ただ、「英語が喋れるようになりたいから、取り敢えず海外放浪しとこう、見栄えもいいし」
というような愚にも付かない理由で無駄な行為に身を窶すよりは、もう少し行為の動機を考えてからやれば良いのに、と思うだけです
スラムダンクで安西先生の昔の教え子谷沢が言っていた
「アメリカの空気を吸えば僕は高く飛べると思っていたのかな」
これに尽きます
日本の狭い部屋だって、気の持ちようではすごいと思うよ
人よ、旅人であれ
そんな旅人Bob Dylan、聴いてください
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