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偏見と主観をまぶした異文化紹介ブログ
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どうもこんにちは

今日は夭折のソウルシンガー、Sam Cookeのライブ盤
このライブのわずか1年後の12月、彼はLAのモーテルで射殺されています

巷説では、Sam Cookeがある女性をモーテルに連れ込んで暴行しようとしたときに、その女性がSamの隙を突いて逃げ出し、管理人に助けを求め、彼女を追いかけてきたSamと管理人とで揉み合いになり、結果射殺されてしまった、ということになっています

しかし、Sam Cookeの死体はかなり手酷く暴行を受けており、腕は潰され、顔も鼻が潰れるくらいの暴行を受けていたそうです

答えは風の中、でしょうか
Sam Cookeの名誉のためにも、そして大勢のファンのためにも、早く真実を解明して欲しいところです


悲劇的で、しかも不名誉な辞世を遂げたSam Cookeですが、このライブ盤は、涙が出るほどかっこいい



スタジオ音源では割と大人しめに歌うSam Cookeですが、打って変わってライブでの熱量といったら筆舌に尽くしがたいものがあります
演奏含め全体的に荒削りでありながら、成熟的
享楽的でありながら、どこか悲劇的
世俗的でありながら(MCなど)、どこか本質に迫るものがある

このようなアンビバレンスさもSam Cookeの魅力の一つではないかと

とてもかっこいいです
何度聴いたか分からないこの一枚でした
 

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僕の好きなもの、見て聴いてステキだなと思ったものを色々書いていこうと思います
僕の拙い文章から何かを感じ取って、少しでも興味を持ってもらえたらこんなに嬉しいことはありません




THE BLUE HEARTS/THE BLUE HEARTS


さて、記念すべき第一回はブルーハーツのファーストアルバム
僕を魅惑的な、しかしとても悲しい世界に連れて行ってくれた、真っ青な片道切符

シンプルなジャケット
シンプルな楽曲
決して上手いとは言えない演奏技術、ボーカル


人は、常に自分の気持ちの代弁者を探しています
歌い方に、絵画に、詩や文学の一節に、映画の主人公の台詞回しに、言葉に出来ない自分の気持ちを代弁してもらうことで、自己の存在を肯んじ、その正当性を確保し、拠所の無い世界と闘っていく


そしてこれは、そんな闘い続ける人の剣となり、盾となる一枚


分別のあるように見える大人が決して教えてくれない
正しいことが書いてあるはずの教科書や百科事典には決して載っていない

それでもマークトゥウェインの名著「ハックルベリー・フィンの冒険」に登場するハックやトム・ソーヤー、J,D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に登場するホールデン・コールフィールド、ビート文学のイコン、ジャック・ケルアックの「路上」に登場するサル・パラダイスやニール・キャサディが信じ、自己の行動のアイデンティティとした、”真理”とも言えるべきものが詰まっている、素敵な一枚だと思います。

悩める若者、そしてそれ以上に、悩むことを知らない悲しき人々に、心からこの1枚を贈りたい

今日はこの辺で


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